最近話題の(?) heroku garden を使ってみました。
heroku garden では、Webブラウザ(Firefox)上での Rails アプリ開発環境(IDE) + Railsアプリのホスティングサービスを提供しています。手元にRubyもRailsもWebサーバも用意する必要がありません。FirefoxさえあればRailsアプリがあっという間にできてしまいます。
・・・というキャッチフレーズにつられて、アカウント申請~サンプルアプリ作成までやってみた記録です。
参考にさせていただいたサイト
アプリ作成
まず、ここ でアカウントの申請をします。数時間~1日くらいでメールが送られてくるようです。
アカウントができたら、ログイン画面からログイン。
ログイン後の "My Apps" 画面。ここで新しいアプリを作成したり、アプリの公開/非公開の設定などを行います。
"Create New App" をクリックすると新規Railsアプリが作成され、おなじみの Rails Welcome ページが表示されます。
ここまで1分。
"Edit your app" リンクを辿ると、開発環境画面に遷移します。
左ペインがアプリフォルダのツリー、右ペインがエディタになっています。ツリー上で右クリックすると「新規作成」や「リネーム」などのファイル操作ができます。
generateコマンド
左ペイン下の歯車アイコンをクリックすると、"Generate", "Console", "Rake" という Rails に必須のコマンドが現れます。
まずは、Generate。せっかくなので、普段あまり使わないのですが scaffold (※) をしてみます。
author, title, publish_date という3つのフィールドをもつ Book というモデルを作成しました。
※ scaffold (足場) とは、Rails MVCモデルのModel(Active Recordおよび対応するDBスキーマ), View(erbファイル), Controller(Active Controller) の雛形を指し、generate scaffold を実行するとこれらが一気に作成されます。上級魔法。
コマンドを入力して(generate をタイプする必要はありません), "Run" をクリック。
ファイルが作成されたようです。
作成された ActiveRecord クラス。
エディタは、(補完機能こそないものの)キーワードハイライトとSyntaxチェックをしてくれるようです。
DB作成
scaffold を実行するとmigrationファイルもできるので、db:migrateを実行してDBを作成します。
歯車アイコンをクリック→"Rake"を選択するとコンソールが立ち上がるので、db:migrate と入力します。
CREATE TABLE 完了。
バックのDBはなんだろう?と、config/database.yml をのぞいてみる。
adapter:sqlite3 となっていますが、コメントによるとPostgreSQLのようです。
ここまでで、ひとまずアプリ構築完了。Rails らしく、5分とかかりません。
アプリの確認
開発したアプリは、勝手にデプロイされます。アプリサーバを手動で立ち上げる必要はありません。
右上の矢印をクリックすると、Welcomeページに移動します。
/books を開いた画面。
scaffold を実行したので、もちろんCRUD 用のページができています。
ページ下部の白い矢印をクリックすると、開発環境に戻ります。
開発→動作確認が、クリックひとつ行き来できるのはなかなか新鮮な感覚。
(なお、アプリ作成者のアカウントでログインしていない場合はこの矢印は表示されません。)
本当に、ブラウザだけでRailsアプリができました。結構カルチャーショックです。
さすがにファイル操作や編集はもっさり感があるので、IDEとして常用するにはきついですが、出先でちょっといじりたい場合(どんだけGeek...)や、コードを簡単に共有したい場合(これはいいかも)には重宝しそうです。もちろんバージョン管理ツール(Git)にも対応してます。
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